総務省は12日、2007年3月末時点における加入者回線数の調査結果を公表した。一般電話を含む全加入者回線に占めるNTT東西のシェアは92.4%、光ファイバに占めるNTT東西のシェアは78.8%となった。
総務省では、電気通信事業報告規則に基づいた調査として、固定端末系伝送路設備の設置状況について電気通信事業者より提出を受け、集計結果を速報値として公表した。
2007年3月末における全加入者回線に占めるNTTのシェアは92.4%で、前年度から1.4%の減少となった。総務省では、「競争事業者による光ファイバ回線やCATV回線の増加の影響」としている。都道府県別では、大阪89.8%、兵庫88.3%、和歌山88.8%など、近畿地方のシェアが90%割れをしている。
加入者回線のうち光ファイバ回線におけるNTTのシェアは78.8%で、前年度から0.2%増加した。総務省では、シェアは引き続き「概ね東高西低」としながらも、東京74%(2.3%減)、神奈川78.9%(4.8%減)など、首都圏や中部地方、四国地方においてシェアが減少した。一方、近畿地方や九州地方では増加してる。
関連情報
■URL
平成18年度末における固定端末系伝送路設備の設置状況(速報値)
http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/070612_2.html
■関連記事
・ 加入者光ファイバ回線に占めるNTT東西のシェアは78.6%、総務省調査(2006/06/05)
( 野津 誠 )
2007/06/12 19:08
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