警視庁は13日、北沢署地域課の巡査長(26歳)の私物PCから警察情報も含まれる約1万件の情報が流出したと発表した。警視庁では、現在事実関係について調査中であるとしている。
新聞報道などによれば、12日にネット上の掲示板に警察情報が流出しているとの書き込みがあったことから、調査を進めた結果、流出を確認。巡査長の私物PCにWinnyがインストールされており、Winnyを通じてファイルを流出させるウイルスに感染していたものと見られる。流出した情報には捜査資料などが含まれているという。
警察庁では2006年3月に、全国の警察に対して警察官の私物PCについてもWinnyの使用を禁止する通達を出している。警視庁では、「情報セキュリティ対策について徹底している最中、このような事案が発生したことは誠に遺憾です。今後、調査をつくして事実関係を明らかにし、厳正に対処してまいりたい」とコメントしている。
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■URL
警視庁
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/
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( 三柳英樹 )
2007/06/13 14:53
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