楽天リサーチは3日、電子マネーの利用状況について行なったインターネット調査の結果を発表した。電子マネーを利用している人は約6割に上り、あらゆる年齢層に急速に普及しているという。
調査は5月16日、楽天リサーチの登録モニターの中から東京、神奈川、千葉、埼玉に住む20代から60代の男女計1,000人を対象に実施した。
それによると、電子マネーの利用状況が「毎日」の人が10.3%、「週2-3回」が12.5%、「週に1回」が9.1%、「月に2-3回」が10.9%、「月に1回」が5.6%、「それ以下」が9.9%、「利用したことがない」が39.9%、「以前は利用していたが、今は利用していない」が1.8%で、利用率は約6割に上った。
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電子マネーの利用頻度(出典:楽天リサーチ「電子マネーに関する調査」)
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年齢層別に見ると、20代の利用率が最も多く、7割以上が利用。30代から50代でも過半数が利用していた。利用頻度で「毎日」または「週2-3回」とした“ヘビーユーザー”が最も多かったのは40代だった。一方、「週に1回」または「月に2-3回」の“ミディアムユーザー”、「月に1回」または「それ以下」の“ライトユーザー”が最も多かったのは20代だったとしている。
利用している電子マネーの種類(複数回答)は、「Suica」が75.0%で最多。以下、「Edy」43.1%、「PASMO」27.1%などだった。
このほか、「おサイフケータイ」の利用率は22.3%だった。他の電子マネーと比べると、まだ少数にとどまっているとしている。なお。電子マネーの利用頻度が高いユーザーほどおサイフケータイの利用率が高かったという。電子マネーの“ヘビーユーザー”では、おサイフケータイの利用率は32.9%に上った。
関連情報
■URL
調査結果
http://research.rakuten.co.jp/report/20070703/
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・ 電子マネーの利用率は3割程度、利用経験者には高評価~BCN総研調査(2005/04/15)
( 永沢 茂 )
2007/07/03 15:37
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