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不正コード仕掛けたサイトへの誘導スパムが増加、マカフィーの7月調査


 マカフィーは6日、国内における7月のウイルスおよび不審なプログラム(PUP)の検知数ランキングを発表した。 これは、同社が企業向けに提供している「McAfee Managed Total Protection」で捕捉した情報に基づいて算出したもの。

 まず、検知マシン数によるウイルスのランキングは、1位「W32/Zhelatin.gen!eml」3,801件、2位「Exploit-MS06-014.gen」2,281件、3位「JS/Downloader-AUD」1,630件などだった。この3種をはじめ、10位までにトロイの木馬が7種入っている。

 1位のW32/Zhelatin.gen!emlは、アクセスしただけでダウンロードを実行する、脆弱性を突いたコードをホストしているサイトに誘導するスパムメールだという。マカフィー技術統括本部長の加藤義宏氏は、「スパムメールによって不正なコードがホストされているサイトに誘導するケースが増えており、警戒が必要です。また、IEなどの脆弱性情報に常に注意を払い、修正情報が発表された場合には直ちに適用してください」と述べている。

 検知マシン数によるPUPのランキングは、1位「Exploit-MIME.gen.c」1,607件、2位「DriveCleaner」1,402件、 3位「Generic PUP.g」1,347件などだった。


関連情報

URL
  マカフィー
  http://www.mcafee.com/japan/

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( 永沢 茂 )
2007/08/06 16:16

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