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米Plaxo、名刺交換サイトから「真のソーシャルネットワーク」へと進化


 米Plaxoは、転職率の高い米国で、知り合いの連絡先を最新に保つためのサービスを提供しているが、5日に「真のソーシャルネットワーク」となる次世代SNSへと生まれ変わったことを発表した。この新サービス「Plaxo Pulse」のベータ版では、RSSフィードなどから言葉を借用し、自分の知り合いからの情報が流れ込む「ピープルフィード」という言葉をキャッチコピーにしている。

 Plaxo Pulseでは、自分のアドレス帳に登録してある人々が様々な場所で更新したコンテンツを、Plaxoの中から確認できるようになる。対応している標準規格はRSS、OpenID、マイクロフォーマットだ。現在、Plaxoが対応しているサイトはAmazon.com、AOL Pictures、Del.icio.us、Digg、Flickr、Jaiku、Last.fm、LiveJournal、MySpace、Picasa、Pownce、Smugmug、Tumblr、Twitter、Webshots、Windows Live Spaces、Xanga、Yahoo! 360、Yelp、YouTubeである。

 Plaxoには、もともと自分の人的ネットワークを整理する機能があり、今回のピープルフィードもそれに合わせて分類できる。例えば家族、友人、ビジネスネットワークを分類し、そこに登録されてる人々が更新するコンテンツを見ていくことが可能だ。さらに自分が更新するブログやアップロードする動画を、どのネットワークの人に見せるかを簡単に決めることもできる。また、受け取るコンテンツにコメントする場合、Plaxoネットワークの中で自分の名前でコメントができるため、それぞれのネットワークの中の人的コミュニケーションをより密にすることができる。

 このようにPlaxoはビジネスネットワークを維持するためにたまに訪問する便利なサイトという役割から、人間関係をより密にするための「情報ハブ」へと進化しつつある。その目的を実現するためにRSSやOpenIDなどのオープンな標準規格を採用していることから、プラットフォームに縛りつけられる他のサービスに比べてユーザーの抵抗が少ないことも予測される。

 Plaxoは7月、GoogleやYahoo!、Remember the milkなどの様々なWeb 2.0サービスを、Plaxoを中心にシンクロできる機能を追加していた。この機能では、Google Calendarで更新した情報をPlaxoを介してYahoo!に反映させたり、Outlookの情報とシンクロさせるといったことが実現できるようになっており、私生活やビジネス面での利用価値が高まっていた経緯がある。なお、Plaxoは日本語にも対応している。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.plaxo.com/about/releases/release-20070805

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/08/07 13:15

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