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権利者団体が標的? トレンドマイクロが新種ウイルスを注意喚起


「TROJ_ACDROPPER.K」であるmdbファイル

「TROJ_ACDROPPER.K」がドロップするファイル
 トレンドマイクロは5日、Access形式ファイル「.mdb」を悪用したウイルスドロッパー「TROJ_ACDROPPER.K」を入手したと発表した。ファイルの詳細は解析中だが、実行すると他の不正プログラムを作成するという。同様の不正ファイルが出回る可能性があるため、同社ではメールやWeb経由で流通するAccess形式ファイルの取り扱いに注意を呼びかけている。

 トレンドマイクロのウイルス解析担当者のブログによれば、TROJ_ACDROPPER.Kの検体を入手したのは9月4日。ファイル名は「知的財産権侵害実態調査(中国)結果データ.mdb」と記載されていたという。ブログではこのファイル名について、日本の団体を攻撃対象として狙った意図が想像されると分析している。

 なお、トレンドマイクロでは、同社のウイルスパターンファイル「OPR 4.693.00」以降で、このmdbファイルをTROJ_ACDROPPER.K の検出名で対応。また、TROJ_ACDROPPER.Kを実行することで作成される実行ファイルも、「TROJ_AGENT.PXT」の検出名で対応している。


関連情報

URL
  Trend Micro Security Blog
  http://blog.trendmicro.co.jp/archives/1208

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( 増田 覚 )
2007/09/06 16:18

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