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ゆびとまが「この指とまれ！」事業を売却、役員逮捕で売上低迷 |
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株式会社ゆびとまは、同窓会サイト「この指とまれ！」などの事業を「株式会社この指とまれ」に売却した。売却額は非公開。役員の逮捕による風評で売上が低迷し、事業の存続が困難になったという。今後は、株式会社この指とまれにおいて、サービスの内容拡充・品質向上を目的とした設備投資を行なうとしている。ゆびとまでは事業売却について、すでに8月29日に発表しており、追ってこの指とまれ！の会員に対しても告知メールを送信した。 株式会社この指とまれは2007年8月10日、東京に設立。資本金は1,000万円で、代表取締役には以前DCカードの業務に携わっていた高須賀秀朗氏が就任した。事業譲渡に伴うサービス内容の変更はないが、この指とまれ！とSNS「ゆびとまSNS」のURLが変更される。当面は新旧両方のURLでアクセスできるよう移行期間を設ける予定で、移行のスケジュールや詳細は、あらためてメールおよびサイト上で告知するとしている。 今回の事業譲渡の経緯について、ゆびとま代表取締役の松山孝一氏は「弊社から株主のDKM株式会社に打診した」と説明する。DKMは投資ファンド組成や不動産開発を手がける会社で、松山氏によれば「資金力がある企業にゆびとまを託すことが、ゆびとまの会員や社員を守ると判断した」。 なお、ゆびとまには松山氏のほか3人の役員が在籍していたが、譲渡先の業務には関与せず、ゆびとまにとどまる。ゆびとまは今後、システム開発やパッケージ販売などを手がけるとしている。 関連情報 ■URL 事業の一部譲受に関するお知らせ http://company.konoyubitomare.jp/info_01.html 株式会社この指とまれ http://company.konoyubitomare.jp/ ■関連記事 ・ ゆびとまのCEO逮捕、破産したアドテックスでの民事再生法違反容疑（2007/02/19） ・ 「個人情報流出の事実はない」元社長ら逮捕でゆびとまがコメント（2007/02/22） ・ 「この指とまれ！」障害復旧困難で、管理を「再建委員会」へ移管（2009/06/01）
（ 増田 覚 ）
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