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「Googleリーダー」日本語版
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米Googleは18日、フィードリーダー「Google Reader」の正式版を公開すると同時に、日本語を含む9カ国語に対応したと発表した。
Google Readerは、Googleの実験的プロジェクトという位置づけのもと、2005年10月の米国英語版発表以来「Google Labs」内で公開されており、Google Readerのロゴにも常に「Labs」の表記が付いていた。今回、この表記が外されたことにより、正式版として公開されたことになる。Google Labsの他のサービスでは、サービス内容が更新されなくなるといったことがあったが、そのような危険性はより減少したと言える。日常作業にも使えるサービスになりそうだ。
正式版発表にあわせて、米国英語以外の9カ国語に対応した。これには日本語、英国英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語が含まれる。特に日本語版では「Google リーダー」という表記とサービス名称が採用された。
Google リーダーではこれまでも日本語のフィードを問題なく読むことができていたが、今回の日本語化では英語のメニューが一掃され、英語に抵抗感を抱く日本国内ユーザーにとって魅力的なサービスとなりそうだ。
Google リーダーを日本語で利用するために特別な作業は必要なく、Googleアカウントの言語設定が日本語になっていれば自動的に日本語で表示されるようになる。メニューはすべて日本語化されており、ヘルプの内容も日本語に翻訳されている。特にこれまで英語版で不便だったことの1つに、フォルダ(タグ)が英文字でしか入力できないという問題があったが、今では日本語で問題なく入力できる。
また、Google リーダーでは、最初に登録するフィードを探す面倒な作業をなくすために、主だったフィードをパッケージで用意してくれているが、これまでは英語圏のフィードばかりで、日本のユーザーには不向きだった。今回この「フィードパッケージ」の内容が日本国内向けに改良された。
フィードパッケージのグループ分けとしては、「ニュース」「スポーツ」「ファイナンス」「ビデオ/情報」「エンタテインメント」「Google情報」の6つが用意されている。例えばニュースのパッケージには「Engadget Japanese」「WIRED NEWS」「Excite世界びっくりニュース」「Speed Feed」「IT pro 最新ニュース」「夕刊フジBLOG」「TBS News-i」の7つのフィードがパッケージになっている。これらは「登録」ボタンをクリックすることでまとめて登録することができ、左欄のフォルダに「ニュース」といった風に表示されるので確認することができる。
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「フィードパッケージ」で用意しているフィードも、日本語コンテンツにローカライズ
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登録しているフィードに対する検索も可能
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関連情報
■URL
Google リーダー
http://www.google.co.jp/reader/view/
Google Reader公式ブログの該当記事(英文)
http://googlereader.blogspot.com/2007/09/breaking-up-isnt-hard-to-do.html
Google公式ブログの該当記事(英文)
http://googleblog.blogspot.com/2007/09/google-reader-goes-multilingual.html
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/09/19 11:32
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