米Nielsen//NetRatingsは20日、SNSのMySpaceとFacebook双方を利用するティーンネイジャーは、片方しか利用しないユーザーよりも滞在時間がより長いとする最新調査結果を発表した。
調査では、米国でMySpaceとFacebookを利用している12歳から17歳が対象となった。それによると、2007年8月にMySpaceとFacebookの滞在時間を比較したところ、片方だけを利用しているユーザーに限った場合、MySpaceは331分、Facebookは74分だった。一方、MySpaceとFacebook双方を利用しているユーザーに限定して調べてみたところ、MySpaceの滞在時間は398分、Facebookは93分と、それぞれ20%、26%も滞在時間が長いことが判明した。
MySpaceが依然としてSNS界の王者だが、追撃しているFacebookは2006年に学生以外の一般ユーザーも登録できるようになり、利用者数の急激な伸び率を示している。特にティーンネイジャーの間での伸び率は高い。こうした利用者はSNSの初心者ではなく、統計では8月にFacebookを利用した80%以上の人はMySpaceも利用していた。
この傾向についてNielsen//NetRatingsのメディアアナリストであるJason Lee氏は、「この世代は典型的に新しいものに引き付けられ、インターネットの中で大人になっていくことから、最新のWeb技術を学ぶことを恐れていない」と指摘している。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文、PDF)
http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_070920.pdf
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・ SNS最大手の米MySpaceを2位の米Facebookが猛追(2007/08/01)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/09/21 13:15
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