| 
 
マイクロソフトは、総合マネー管理ソフト「Microsoft Money Plus Edition」を10月26日に発売する。価格はパッケージ版が12,390円、ダウンロード版が11,340円。Windows Vista/XPに対応する。| 
 |  | 「Microsoft Money Plus Edition」のパッケージ |  | 
 |  | Microsoft Money Plus Editionメイン画面 |  
 Microsoft Moneyは、複数口座の一元管理や日々の収支管理、資産管理などを行なうソフト。将来の資金計画をシュミレーションする機能、電子明細のダウンロード機能も備える。また、「MSNマネー」と連動し、銀行やカードなどの残高を確認することが可能だ。
 
 最新バージョンとなる「Plus Edition」では、Moneyを起動しなくてもデータを確認できるガジェット「インサイト」を追加した。「支払予定インサイト」「キャッシュフローインサイト」「支出メーターインサイト」があり、タスクバーから各インサイトを呼び出す。
 
 支払予定インサイトは、Moneyに登録されている支払予定を確認できるほか、支払期日が近付くと通知する。キャッシュフローインサイトは、Moneyに記録されている各口座の残高および入出金を確認できる。支出メーターインサイトは、気になる費目の支出状況を確認したり、限度額の前後で通知することも可能だ。
 
 また、取引項目ごとに画像やドキュメントを関連付けて保存できるようになった。これにより、使用した領収書や明細書のファイルを手早く参照できる。さらに、各金融機関やMSNマネーのサイトにアクセスすることなく取引明細をダウンロードできる「自動明細ダウンロード機能」の無料利用期間が、従来の1年から2年に延長された。
 マイクロソフトのオンラインサービス事業部プロダクトマネージメントグループWindows Liveチームの柏木淳プロダクトマネージャーは、最初にマネー管理ソフトをオンラインサービス事業部が扱っていることについて説明。「元々、Microsoft MoneyはMSNのオンラインサービスと連携している部分が多いので、今回からオンラインサービス事業部の管轄になった」と述べた。
 
 また、製品名から年号を取ったことについては、「バージョン番号で言うと最新版は2008に相当するが、製品のコンセプトから、Plus Editionに変更した。社内的には、今後ソフトを開発するにあたって、Microsoft Moneyとプラス何か(連携)といった意味を含んでいる」と説明した。
 
 柏木氏は、「家計簿などは記入が面倒で続かないという人が多い。Moneyではそういった部分をできる限り自動化している」とアピール。また、「マイクロソフトでは最近よく“ソフトウェア+サービス”と言っているが、Moneyは数年前からそれを体現している」とし、「お金の情報をWeb上に置いておくのは不安という人も、情報はWebから得て、管理はローカルで行なうといった連携が可能」と説明した。
 
 Microsoft Money Plus Editionでは、通常のパッケージ版やダウンロード版のほか、書籍付きのパッケージ版(13,650円)や、ダウンロード版のバージョンアップグレード(7,140円)も用意する。なお、自動明細ダウンロード機能の無料利用期限が切れた場合は、製品を再購入する。その際、パッケージ版では4,000円キャッシュバックサービスが申し込めるほか、ダウンロード版(インプレスダイレクト、ベクターオンラインのみ)ではバージョンアップグレードが適用される。
 
 
|   |   |  
| マイクロソフトの柏木氏 | 電子明細ダウンロード対応金融機関数 |  
 
|   |   |   |  
| インサイトの通知アイコン | インサイトのメニュー | 取引ごとに関連ファイルをリンク |  
 
|   |   |   |  
| 支払予定インサイト | キャッシュフローインサイト | 支出メーターインサイト |  関連情報
 
 ■URL
 ニュースリリース
 http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3209
 
 ■関連記事
 ・ グループ予算機能を搭載した資産管理ソフト「Microsoft Money 2007」(2006/09/06)
 
 
 
 
( 野津 誠 )
2007/09/27 13:19
 - ページの先頭へ-
 |