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Google Book Search
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米Googleは26日、「Google Book Search」英語版トップページのデザインを大きく変更したことを正式に発表した。このページではさまざまな本の表紙がダイナミックに更新されていくため、図書館で本を探すときのように面白そうな本を探すことができる。
トップページには4つの欄が設けられた。一番上の「Interesting」には、Google Book Searchのアルゴリズムによって動的に選択された書籍の表紙が表示される。「Classics」ではパブリックドメインとなった全文表示できる人気書籍が、「Highly cited」では学術的に多数の引用がな行われている書籍が、そして「Random subjects」では特定の分類に収まる書籍の一部が表示される。それぞれの欄に表示されている書籍は、ページを更新するたびに新しい書籍が表示される仕組みとなっている。
それ以外に左欄に新たにナビゲーションバーが設けられた。ここでは文学、ミステリー、短編小説、哲学、経済学、物理学、生物学など簡単なセクションの分類があり、ここから図書館のそれぞれの書棚を探す感覚で、本の表紙を眺めていくことができる。また「Random subjects」という項目があり、ここではさらに細分化された分類がランダムに表示され、同じように本の表紙を見ていくことができる。
これまでGoogle Book Searchでは検索フォームがシンプルに表示されているだけだったため、キーワードを自ら入力して能動的に検索する必要があった。しかし新たなトップページによって、本の表紙を眺めていくことで自分が思いも付かなかった新たな書籍を発見する喜びを味わうことができるようになった。大書店や図書館とまではいかないものの、Google Book Searchにとって1つの前進と言えるかもしれない。
関連情報
■URL
Google Book Search(英語版)
http://books.google.com/books?hl=en
Google Book Search公式ブログの該当記事(英文)
http://booksearch.blogspot.com/2007/09/new-ways-to-dig-into-book-search.html
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/09/27 12:38
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