サイバーエージェントは27日、100%子会社のアメーバブックスを解散および清算することを取締役会で決議したと発表した。同社グループの事業再編と経営の効率化を図るためだとしている。
アメーバブックスは2004年8月、インターネットを活用した出版事業を行なう目的で設立。「プロ・アマ問わず、ネット発の優良コンテンツを書籍化する」という構想を掲げ、ブログ発書籍の第1弾として、「アメーバブログ」で2004年の年間総合ブログランキング1位を獲得した「実録鬼嫁日記」を単行本化し、2005年1月に発売。同書籍はベストセラーとなり、後にテレビドラマ化もされた。
インターネットやブログ発の書籍のほか、エッセイや文芸書なども展開。また、起業家シリーズとして、サイバーエージェントの藤田晋社長自身の著書「渋谷ではたらく社長の告白」、牛角やam/pm率いるレックス・ホールディングスの西山知義会長の手記「想い~三茶の焼肉、世界をめざす」なども発行している。
サイバーエージェントによれば、アメーバブックスの2006年9月期の売上高は3億400万円、営業損失が6,700万円、経常損失が7,100万円、当期純損失が6,000万円だった。なお、アメーバブックスの清算によるサイバーエージェントへの業績への影響は軽微だとしており、連結業績予想の修正はないという。
このほかサイバーエージェントでは27日、ドロップシッピング関連事業を手がける100%子会社のストアファクトリーの解散・清算についても決議した。
関連情報
■URL
アメーバブックス
http://www.amebabooks.co.jp/
子会社の解散及び清算について(アメーバブックス)
http://ir.cyberagent.co.jp/news/2007/0927_3.html
子会社の解散及び清算について(ストアファクトリー)
http://ir.cyberagent.co.jp/news/2007/0927_2.html
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( 永沢 茂 )
2007/09/27 16:48
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