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「Zingku」のWebサイト。同社の買収についてGoogleと合意したとの記述がある
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米Googleが携帯SNS「Zingku」の一部の資産を買収することで合意に達したことが、28日までに明らかになった。ZingkuのWebサイトにはその旨が掲示されており、Google広報もその事実を確認した。
米Googleの広報は、GoogleがZingkuの一部の資産と技術を買収したことを認めた上で、「我々はこれらの資産がユーザーや広告主、出版社の役に立つような製品と機能を構築できるようにしてくれると信じている」とコメントした。
ZingkuのWebサイトに掲載された情報によると、同社は2005年に設立された企業で、米国内のみで利用できる携帯電話によるSNSのプライベートベータテストを行なっていた。現在、新規申し込みは停止している。
同社は画像を含むマルチメディア携帯電話を使って友人たちと情報を共有するSNSを構築している。各ユーザーは携帯電話向けのWebサイトを持ち、そこに画像やテキストなどの情報を掲示して、友人たちと共有できる。
さらにZingkuのWebサイトやインスタントメッセンジャー、さらには携帯電話のSMSを組み合わせることによって、友人などのグループ間で画像などを容易に共有できる。また、友人間でテキストメッセージだけを使った簡易投票を行なう機能もある。
商品を宣伝したい企業や、バンドを組んだばかりの友人など、何かプロモーションしたい商品を持っている人は、Zingkuのさまざまなネットワークを使ってプロモーション活動を行なえる。この活動は参加を拒否することもできるが、関心を持つ友人にも転送でき、画像とテキストを組み合わせたプロモーション映像を見られる。さらにブログのフィードをテキストメッセージに変換して携帯電話で受信することも可能だ。
Googleは2005年にも携帯電話によるSNS「dodgeball」を買収したが、創業者がその後Googleを退社したことで話題になったことがある。
関連情報
■URL
Zingku(英文)
http://www.zingku.com/
■関連記事
・ 米Google、携帯SNSの「dodgeball.com」を買収(2005/05/13)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/09/28 11:46
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