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Opera 9.24
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ノルウェーのOpera Softwareは17日、Webブラウザ「Opera 9.24」をリリースした。Windows版、Mac OS版、Unix版が用意されている。
この最新バージョンでは、Opera 9.23で発見されていた2つの脆弱性が修正されている。これらは外部のニュースリーダーとメールクライアントを利用して任意のコードを実行できてしまうという脆弱性と、外部ドメインからのスクリプトによってページの上書きができるという脆弱性だ。これらの脆弱性を修正するために、ユーザーは最新版にアップグレードすることが推奨されている。
さらにMac OS版では、Adobe Flash Playerに関連する未公開の脆弱性が修正されているほか、近く発売されるMac OS Xの新バージョン「Mac OS X Leopard」でユーザーインターフェイスが崩れる問題も修正されている。
また同日、Operaデスクトップ開発チーム公式ブログは、「Opera 9.5」ベータ版を25日に発表することを明らかにした。Opera 9.5は現在アルファ版のテストが行なわれており、この17日にもこれまでのバージョンにあったバグを多数修正したアルファ版が新たに公開された。
25日にはサンフランシスコでロックバンドを招いたパーティーが開催され、そこでOpera 9.5ベータ版が発表される予定だ。簡単なクイズに答えることで招待状をもらいパーティーに参加することもできるが、サンフランシスコを訪問できないユーザーはインターネットでパーティーに参加することもできるとしている。
興味深いことに、パーティーには携帯電話を持参することが勧められており、Opera 9.5ベータ版以外にも別のいくつかの発表が行なわれることが示唆されている。
関連情報
■URL
ダウンロードページ
http://www.opera.com/download/
Operaデスクトップ開発チーム公式ブログの該当記事(英文)
http://my.opera.com/desktopteam/blog/show.dml/1416731
■関連記事
・ 「Opera 9.23」リリース、JavaScriptの脆弱性を修正(2007/08/20)
・ 「Opera 9.5」アルファ版公開、レンダリングエンジンを再設計(2007/09/05)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/10/18 12:15
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