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NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、IPv6マルチキャスト配信による緊急地震速報サービス「OCN緊急地震速報」を24日より提供する。料金は初期費用無料で、1ライセンスにつき月額525円。別途、「OCN IPv6」の契約が必要となる。
OCN緊急地震速報は、地震発生時に気象庁が配信する緊急地震速報を、主要動(大きな揺れ)が到達する前にIPv6マルチキャストにより、受信端末に配信するサービス。気象庁が10月1日より開始した一般向けの緊急地震速報には、「一般向け緊急地震速報」と「高度利用者向け緊急地震速報」の2種類があり、同サービスでは高度利用者向けを再配信する。これにより、具体的な推定震度と猶予時間がわかるという。
サービス提供開始当初、PCを受信端末にする場合は、OCN IPv6を終端したPCにOCN緊急地震速報受信アプリケーション「なまずきんDesktop」をインストールして利用する。なまずきんDesktopは、ハレックスとヴァル研究所が共同で開発・提供するツールで、受信した情報とあらかじめ設定された地域情報(緯度、経度、地盤情報)から、予測震度と、主要動が到達するまでの時間を計算し、デスクトップ上にポップアップウィンドウで表示する。
なお、OCN緊急地震速報は、NTT Com、ハレックス、ヴァル研究所の3社が2006年12月よりモデル実験を行なっていたサービスで、今回、商用化されることになった。今後は、なまずきんDesktop専用の受信端末を提供し、PCを常時起動していなくても速報が受け取れるようにするほか、メーカー向けにOCN緊急地震速報で配信する情報の仕様開示を行なう。また、10月24日のサービス受付開始と同時に、緊急地震速報を受信した場合の心得や、地震の基礎知識などの情報を掲載するWebサイトも開設する。
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提供予定の受信端末。2008年2月末発売予定
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ntt.com/release/2007NEWS/0010/1023.html
サービス概要
http://www.ocn.ne.jp/jishinsokuho/
■関連記事
・ NTT Comなど3社、IPv6を利用した個人向け緊急地震速報の配信実験(2006/11/29)
・ IP-VPNなど介して緊急地震速報配信、ハレックスが「なまずきん」提供開始(2006/07/31)
( 野津 誠 )
2007/10/23 19:37
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