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ニコニコ動画で「国際ニコニコ映画祭」の作品募集開始


ひろゆき氏(左)と手塚眞氏(右)。写真はニコニコ動画(RC2)発表会のもの
 ニワンゴは1日、ニコニコ動画に集まるクリエイターから作品を募集し、大賞などを決める「国際ニコニコ映画祭」の第1回応募を開始した。期間は11月1日から11日まで。応募にはニコニコ動画のアカウントが必要となる。

 国際ニコニコ映画祭は、動画上にコメントが付けられるサービス「ニコニコ動画(RC2)」で開催される企画。ユーザーから寄せられた作品を審査員が選考し、大賞や優秀賞などを決定する。審査委員長はビジュアリストの手塚眞氏が担当しているほか、2ちゃんねる管理人のひろゆき氏、タレントの松嶋初音氏などが選考メンバーとなっている。

 応募する動画は、1秒から15分までの長さで、著作権を侵害していないオリジナル作品であることなどが条件となる。第1回の発表は11月25日に行なわれ、その後も毎月1日募集開始、25日(ニコの日)発表という流れを予定。なお、応募作品は受賞発表まで一般の閲覧はできない。落選作品のみ随時公開される。

 ニコニコ大賞および優秀賞に選ばれた作品は、総額25万円の中から選考員が各作品に賞金の金額を決めて分配する。また、年間を通して最も優秀な作品には、ニコニコグランプリとしての表彰も予定。さらに、各作品をオムニバス作品として1つにまとめ、映画館で上映することも検討しているという。

 国際ニコニコ映画祭については、ニコニコ動画(RC2)の発表会で明らかにされた。その席で審査委員長の手塚氏は、「ニコニコ動画に投稿された作品のうち、オリジナリティがありエンターテイメント性に優れたものを“ニコニコ映画”と定義する。ニコニコ映画は既存のメディアとは違うエンターテイメントだと思う。審査の模様の一部始終はネットで公開する」とコメントした。

 また、ひろゆき氏は、「ニコニコ動画に集まるクリエイターに活躍の場を提供することが目的。海外のユーザーも多く見ていることから『国際ニコニコ映画祭』にした」と話す。「審査員には有名なニコニコユーザーにも参加してもらうほか、ゲスト審査員としてニコニコ動画を知らないような著名人にも参加してもらおうと思っている。ニコニコ動画はスタッフが思い付きで企画を出すことがよくあるので、手塚さんのやりたいようにやってもらいたい」と述べた。


関連情報

URL
  ニコニコ動画(RC2)
  http://www.nicovideo.jp/
  国際ニコニコ映画祭
  http://www.nicovideo.jp/static/festival/
  ニュースリリース(PDF)
  http://info.niwango.jp/pdf/press/2007/20071101.pdf

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( 野津 誠 )
2007/11/01 18:11

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