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問題のYouTube動画を掲載したサイト
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ウェブルート・ソフトウェアは6日、「10月の国内トップ10スパイウェアランキング」を発表した。ランキングは、同社のサイトが無償提供しているオンラインスパイウェア検索ツール「Spy Audit」で収集したデータを基にしている。
アドウェアの1位は詐欺的セキュリティソフト「DriveCleaner」だった。同ソフトは、ユーザーの同意なしにインストールされ、Windowsのスタートアップに登録される。ウェブルートでは、このプログラムを自身でインストールした覚えがない場合、削除を推奨している。
トロイの木馬の1位は、バックドアを仕掛ける「Trojan-Backdoor-Poebot」だった。また、ウェブルートでは、トロイの木馬に分類されるワンクリックウェアの新たな配布方法として、「YouTube」を利用する例があると報告。YouTube上で、動画についての説明を見るため「この動画について」の欄にあるアドレスをクリックすると、ワンクリックウェアのダウンロードサイトに誘導されるという。
さらに、リンク先で別の動画が視聴でき、動画を表示しようとするとワンクリックウェアのダウンロードが実行される。ダウンロードしたワンクリックウェアを実行すると、ワンクリックサイト購読の確認サイトに誘導され、「この動画を閲覧しますか」「18歳以上ですか?」など、いくつかの項目を確認させた後、入会完了の請求画面を表示する。
ウェブルートは、「これまでのように、ワンクリックサイトに直接誘導される方法と異なり、YouTubeからの誘導ということでユーザーは、より騙されやすくなっている」と説明。加えて、「複数回の確認の後、入会完了を行なわせるなど、より入会後のユーザーが逃れにくい構造になっている」として、注意を呼び掛けている。
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赤枠内のリンクからワンクリックウェアのダウンロードサイトに誘導される
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ワンクリックウェアのダウンロード画面
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関連情報
■URL
ウェブルート・ソフトウェア
http://www.webroot.com/jp/
■関連記事
・ 日本人狙う偽セキュリティソフト「MalwareBurn」、ウェブルートが警告(2007/09/10)
( 野津 誠 )
2007/11/06 15:32
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