米Microsoftは10日、米国内において、Officeドキュメントをオンラインで保存・編集できる新サービス「Office Live Workspace」を限定的にベータ版として公開開始したと発表した。
このベータテストは、Microsoftでは「公開ベータテスト」と呼んでいるが、現在、米国内の一部の招待されたユーザーにのみ公開されていることや、今後ベータテストに参加するにはメールでアドレスを登録した上、招待を待つ必要があることから、限定的なベータテストだと言えるだろう。
Office Live Workspaceは、Microsoftのビル・ゲイツ会長、スティーブ・バルマーCEO、レイ・オジーCTOらが主導している同社の「ソフトウェア+サービス」戦略の第1群製品となる。
これは、Microsoft Officeと連携して使用できるオンラインサービスだ。Microsoft Officeで作成したドキュメントを、簡単にWeb上にあるOffice Live Workspaceに保存できる。その際、ブラウザで該当ページを開いてファイルを選択してアップロードするといった手間を省くために、ワンクリックでWebに保存できるよう工夫されている。
Web上に保存されたドキュメントは、必要な人々と共有し、更新することができる。Office Live Workspaceには簡単な編集機能が備わっており、ドキュメントを閲覧したり、コメントを加えたり、簡単な編集を行なえる「Web Lists」や「Web Notes」といった機能が用意されている。これらの機能は、Internet ExplorerやFirefox、またほとんどのPCやMacで動作するとしている。
現在、Office Live Workspaceは米国内で、かつ英語でしか提供されていないが、2008年後半頃には英語以外のバージョンで他国ユーザーにも公開される計画だ。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/features/2007/dec07/12-10officeLiveWorkspace.mspx
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・ Microsoft、Office文書をネットで共有する「Office Live Workspace」発表(2007/10/02)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/12/11 11:28
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