米AdventNetが開発しているWebオフィススイート「Zoho」シリーズの1つで、プレゼンテーションツールの「Zoho Show」が今週末にメジャーバージョンアップして「Zoho Show 2.0」としてリリースされることが明らかになった。12日、Zoho公式ブログで画面動画とともに公表された。
Zoho Showでは、ユーザーインターフェイスがより洗練したものに改良され、Microsoft PowerPointとよく似た使い慣れた編集画面で作業できる。画面によっては、編集画面を右クリックすることによって簡単なメニューが表示されるなど、WebアプリケーションというよりはWindowsネイティブアプリケーションで見られるような操作方法も可能になった。
さらに、50以上のテーマがデフォルトで用意されているほか、プレゼンテーション作成に必要なフロートチャートで使用する図形や、たくさんのクリップアートがあらかじめ用意されている。テーマは自ら作成したり外部からインポートとすることもできる。編集機能も強化され、文字のフォントを変えたり、画像を回転させたり、プレゼンテーションの見栄えをさまざまな仕方で編集できる。
インポート機能も強化され、ファイルタイプがppt/pps/odp/sxiのプレゼンテーションを今までよりも高い精度で原型を保ったままインポートできるようになった。
さらに、単にPowerPointをWebアプリケーションとして移植しただけではない、Zoho Showならではの大きなメリットとして、プレゼンテーションをWeb上で共有したり、共同編集できる機能が挙げられる。
編集しているプレゼンテーションのアドレスをメールすることで、同じプレゼンテーションを同時に編集できる。また、プレゼンテーション画面右側にZoho Chatが統合されていることにより、チャットしながら編集したり、画面上のチャット参加者にその場でプレゼンテーションを行なうこともできる。
このようにZoho Show 2.0はかなり大きな改良を加えられていることから、Microsoft PowerPointなどで用意されている特殊な機能を必要としない限り、通常のプレゼンテーションを作成するだけならZoho Show 2.0で十分なのではないかといった声もブロガーの間から聞かれるようになってきている。
関連情報
■URL
Zoho公式ブログの該当記事(英文、動画あり)
http://blogs.zoho.com/announcements/announcing-zoho-show-20/
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・ Zohoアプリケーションを統合するスタートページ「Zoho Start」発表(2007/08/30)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/12/13 11:45
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