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在京・在阪の主要テレビ局11サイト、および「YouTube」「ニコニコ動画」の総利用時間の推移
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ネットレイティングスは19日、テレビ局サイトの総利用時間が3カ月連続でマイナス傾向にあることを発表した。インターネット利用動向調査サービス「Nielsen//NetRatings」で集計した11月における家庭からのアクセスをまとめたもの。
11月度における在京・在阪の主要テレビ局11サイトの総利用時間(Total Minutes)は1.85億分で、前月(1.99億分)から7%減、過去1年間で最高となった今年8月(2.81億分)から3カ月連続の減少となった。
ネットレイティングスは、「一般的にテレビ局のサイトのコンテンツでは連続ドラマへのアクセスが多く、テレビ番組視聴率と連動する傾向がみられる。今回の利用減少も、今秋のドラマの視聴率不振が影響していると考えられる」と分析する。また、在阪のテレビ局のサイトは、在京テレビ局と比較して利用時間はかなり少なく、インターネットでは人気ドラマのコンテンツを持つ在京テレビ局のサイトにアクセスが偏る傾向があるという。
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在京・在阪の主要テレビ局サイトの年間総利用時間
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このほか、過去12カ月(2006年12月~2007年11月)におけるテレビ局の「年間総利用時間ランキング」を算出したところ、NHKが8.42億分でトップだった。これは11局の総合計(28.6億分)のほぼ3割のシェアを占めるという。以下は、2位フジテレビ(5.87億分)、3位TBS(4.75億分)、4位日本テレビ(3.43億分)となった。
ネットレイティングスの萩原雅之代表取締役社長兼チーフアナリストは、「テレビ局サイトは現在、ニュースなどを除き番組宣伝コンテンツが中心。しかし、NHKが今後計画している過去の番組のネット配信や、民放で人気を集めているネット独自の映像コンテンツなど、近い将来、多くのネットユーザーがテレビ局サイト上で動画を視聴する習慣が一般化すると思われる」とコメント。
一方、「YouTube」や「ニコニコ動画」の総利用時間は、それぞれ単独で、在京・在阪11テレビ局サイトを合計した総利用時間を大きく上回る水準だという。「今回算出した総利用時間は、テレビ視聴率でいえばテレビ局別の総GRP(視聴率総積算数)に近い概念として、メディアパワーを測る有力な指標となる可能性があり、そのような時代には、GyaO、Yahoo!動画、YouTube、ニコニコ動画なども、テレビ局にとって時間シェアを競うライバルとなるはず」(萩原氏)。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.netratings.co.jp/New_news/News12192007.htm
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( 野津 誠 )
2007/12/19 21:20
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