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MySpace Developer Platform Site
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SNS最大手の米MySpaceは5日、MySpaceプラットフォーム用のアプリケーションを開発するための情報サイト「MySpace Developer Platform Site」を公開した。SNSのWeb API共通規格「OpenSocial」と、それに伴うMySpace独自の拡張機能や、MySpaceアプリケーションを開発するためのAPIに関する情報などを掲載する。
SNSのプラットフォームでは激しい競争が繰り広げられている。2007年5月、SNSの世界シェア第2位のFacebookが、Facebookプラットフォームを公開。現在に至るまでに1万を超えるアプリケーションが公開され、大きな人気を博している。
しかし、Facebookプラットフォームはクローズドだったために、これに対抗する形でGoogleとMySpaceなどが中心となって2007年11月、オープンなプラットフォームを構築するための仕組みであるOpenSocialが公開された。今回、MySpaceが提供する情報サイトでも、これに関連する情報を提供している。
発表された情報によると、MySpaceアプリケーションは現在のところ、5つのユーザーデータにアクセスできる。ユーザーの友達リスト、ユーザーの趣味や関心事を含むプロフィール、写真とアルバム、ビデオ、ステータスとムード情報である。さらに、個々のアプリケーションはホームページやプロフィールに埋め込んだり、アプリケーションを友達に指定する機能などを利用できる。
さらに、MySpaceアプリケーションが安全に動作するために、「Caja」と呼ばれる新技術も導入される。これは、Googleなどと共同で開発されたJavaScriptサニタイザーだ。Cajaを使うと、JavaScriptで会員限定の安全なアプリケーションを開発できるという。
今後のスケジュールとして、1カ月間は開発者がユーザーの目に触れない形でアプリケーションをテストする期間となり、その後、3月にMySpace Developer Platformがユーザー向けに一般公開される。そうなれば、一般ユーザーがアプリケーションギャラリーで新しいアプリケーションを見たり、追加できるようになる。
なお、日本法人のマイスペースによると、2月中に国内の開発者向けにもMySpace Developer Platformを展開する予定だとしている。
関連情報
■URL
MySpace Developer Platform Site(英文)
http://developer.myspace.com/
MySpace Developer公式ブログ(英文)
http://developer.myspace.com/Community/blogs/devteam/default.aspx
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・ 米SNS大手のFacebookが「Facebook Platform」を発表(2007/05/28)
・ GoogleとMySpace、オープンなソーシャルアプリ開発のためのAPIを公開(2007/11/02)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/02/06 12:39
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