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IPA、「TCP/IPに係る既知の脆弱性検証ツール」を無償貸し出し


「TCP/IPに係る既知の脆弱性検証ツール」の利用イメージ
 情報処理推進機構(IPA)は6日、「TCP/IPに係る既知の脆弱性検証ツール」を公開した。TCP/IPを実装する製品の開発者向けに、CD-ROMで無償で貸し出す。

 このツールでは、IPAが1月8日に公開した「TCP/IPに係る既知の脆弱性に関する調査報告書(改訂第3版)」に記載している脆弱性23項目のうち18項目について自動検証し、脆弱性の有無の簡易判定が可能。さらに、確認ガイドを参照することで、脆弱性の有無の正確な判断ができるとしている。

 貸し出し先の条件は、TCP/IPを実装する製品を開発しているベンダーであり、法人格を持つ事業体であることなど。貸し出し期間は1年間で更新も可能。申し込みは電子メールで受け付ける。

 IPAによると、TCP/IPを実装したソフトではこれまで多くの脆弱性が発見・公表され、機器ごとに対策が施されてきたが、脆弱性を体系的に検証するツールが整備されていなかったため、新たに開発されるソフトで既知の脆弱性が“再発”するケースが見受けられるのだという。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ipa.go.jp/security/vuln/vuln_TCPIP_Check.html

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( 永沢 茂 )
2008/02/06 19:49

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