米Yahoo!は12日、2008年第2四半期に発表予定の新しい携帯向けポータルサイト「Yahoo! oneConnect」の概要を発表した。ユーザーの交友関係を反映したアドレス帳を中心に据え、メール、IM、ショートメッセージサービス、SNSを、携帯の1つの画面に統合する新種のサービスだ。
Yahoo!は2007年に、携帯向け検索サービス「Yahoo! oneSearch」を発表しており、今回のYahoo! oneConnectは、これをさらにソーシャルな世界に拡張したサービスといえる。
Yahoo! oneConnectのソーシャルアドレス帳には、SNSやコミュニティに登録されているアドレス、Webメールのアドレス帳などに書かれている情報を絶えずシンクロし、それぞれの連絡先について現在のステータスや最新の投稿画像、推薦情報などをまとめて表示する。つまり、このアドレス帳がSNS的な情報サイトの代わりになる。
さらにYahoo! oneConnectは、通信のためのプラットフォームともなる。例えば、Yahoo! oneConnectを通して、IMやWebメールの内容をスレッド毎ごとにまとめて表示できる。対応しているサービスはYahoo!のサービスにとどまらず、IMではGoogle Talk、MSN Messenger、AOL Instant Messengerに対応。Webメールでは、Yahoo! Mailだけでなく、Gmail、MSN Hotmail、AOL Mailにも対応する。また、現在Yahoo!はDataVizと話し合いを進めており、この会社の技術を通してMicrosoft ExchangeのメールアカウントやMicrosoft Officeドキュメントも表示できるようにする予定だ。
Yahoo! oneConnectは、2008年第2四半期に「Yahoo! Go 3.0」とYahoo!の新しい携帯向けホームページと同時に発表される予定だ。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://yhoo.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=293420
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/02/13 12:31
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