イー・アクセスは15日、アッカ・ネットワークスが14日に発表した今後の事業計画についてコメントを発表した。
イー・アクセスは1月16日、アッカの筆頭株主になったことに伴い、アッカに対して経営陣の交代を求める株主提案を行なっていた。これに対してアッカは反対を表明するとともに、2月14日、今後の新規事業としてワイヤレス事業へ参入する計画を表明していた。
今回イー・アクセスは、この事業計画が発表されたことじたい、イー・アクセスによる株主提案が引き出した成果だとしている。また、この計画には、アッカの第2位株主であるNTTコミュニケーションズなど、NTTグループが関与する点にも注目されるという。同時に、この計画は、新規事業を通じてADSLを中心としたアッカのビジネスの価値を上げることも目指した取り組みであると評価している。
ただし、計画の速やかな具体化と確実な遂行、成果の現実化が強く望まれると指摘。計画の実現性と執行体制を見極める必要があるため、提案を取り下げる予定はないとしている。
イー・アクセス広報室でも「今回のコメントは、決して休戦宣言ではない。計画が本当に実行されるのかどうか、今後も厳しく見ていくという意味」と説明している。
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■URL
ニュースリリース
http://www.eaccess.net/cgi-bin/press.cgi?id=699
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( 永沢 茂 )
2008/02/15 18:53
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