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JPNIC、歴史的経緯を持つプロバイダー非依存アドレスの回収に向け呼びかけ


 日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)は20日、歴史的経緯を持つプロバイダー非依存アドレスの回収に向けて、現時点で連絡が取れない組織をWebサイトで公表するとともに、連絡が取れなかった組織については2009年3月以降、アドレスをデータベースから削除すると発表した。

 歴史的経緯を持つプロバイダー非依存アドレスとは、主として商用プロバイダーの登場以前に、InterNICなどの国際的な組織から直接割当を受けたIPアドレスのことを指す。現在では、IPアドレスはプロバイダーやJPNICを経由して割り当てられる仕組みとなっているが、依然として過去のIPアドレス割り当ても残っている。

 JPNICでは、こうした過去に割り当てられたIPアドレスについて、使用されていないアドレスの回収などを進めてきたが、依然として連絡の取れない組織があるとして、2008年3月から連絡が取れない組織の名称と所在地をJPNICのWeb上で公開すると発表。6月上旬まで当該組織からの連絡を受け付けるとともに、連絡の無かった組織が持つIPアドレスについては、2009年3月以降、データベースから削除するとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.nic.ad.jp/ja/topics/2008/20080220-01.html
  歴史的経緯をもつプロバイダ非依存アドレスについて
  http://www.nic.ad.jp/ja/ip/hr/

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( 三柳英樹 )
2008/02/21 15:18

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