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楽天の電子マネーサービス「楽天キャッシュ」。東京都民銀行が発行し、換金も可能
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楽天は26日、オンライン電子マネーサービス「楽天キャッシュ」を開始した。「楽天市場」など楽天グループのサービスで利用できるほか、電子メールによるポイントの送信や、換金にも対応する。購入には「楽天バンク@TTB」の口座または「楽天カード」が必要となる。
楽天キャッシュは、東京都民銀行が発行し、楽天での様々なサービスに利用できる電子マネー。「ポイント」を単位として、「1ポイント=1円」換算となる。サービス開始時点では、「楽天市場」「楽天トラベル」「楽天ブックス」での利用が可能で、約6万店、約2,100万アイテムの商品・サービスの購入に利用できるとしている。
楽天市場などの各サービスでは、従来のポイントシステム「楽天スーパーポイント」と同様に代金の支払いに利用できる。楽天スーパーポイントと楽天キャッシュの同時利用や、一部の代金のみの支払いも可能。また、他の取引と同様に利用額に応じて楽天スーパーポイントも付与される。
また、送りたいメールアドレスを指定することで、楽天キャッシュを他人に送ることも可能。送るポイントにはメッセージを添えることができ、ギフトやプレゼントなどにも利用できるとしている。送信時の手数料は52ポイント。
楽天キャッシュの購入には、東京都民銀行の楽天支店「楽天バンク@TTC」の口座または「楽天カード」が必要で、100ポイント単位で1,000ポイントから購入できる。購入時の手数料は、楽天バンク@TTB口座の場合は1%プラス消費税、楽天カードの場合は2.5%プラス消費税。また、楽天バンク@TTCの口座を通じて、楽天キャッシュの換金にも対応する。換金時の手数料は5%プラス消費税。
楽天の國重惇史副社長は、「米国ではPayPalがオークションで利用を伸ばしたように、今後はCtoCマーケットでの利用に期待したい」と述べ、今後はオークションサービスなど楽天の各サービスに利用範囲を拡大するほか、他社のサービスにも支払手段として提供していきたいと説明。また、購入方法についても、他のクレジットカードなどによる決済などを検討していくとした。
楽天では、楽天キャッシュのサービス開始を記念して、4月30日まで楽天キャッシュの購入手数料が無料となるキャンペーンを実施する。
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楽天市場など6万店、2,100万アイテムの購入が可能
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メールでポイントの送信も可能
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.rakuten.co.jp/info/release/2008/0226.html
楽天キャッシュの利用法
http://point.rakuten.co.jp/doc/cash/howto.html
( 三柳英樹 )
2008/02/26 18:50
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