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2006年中に受理した通報は29,105件、ホットラインセンター運用状況


違法情報の内訳
 インターネット上の違法・有害情報の通報窓口であるインターネット・ホットラインセンターは12日、2006年6月から12月までの運用状況を公表した。7カ月間で寄せられた情報は29,105件で、月別では12月が最も多く5,366件だった。

 受理した通報29,105件を、「ホットライン運用ガイドライン」に基づいて分析した結果、違法情報と判断したものは2,591件だった。中でも、わいせつ物公然陳列が1,191件で最も多く、違法情報の46%を占めた。違法情報で、国内のサーバーに置かれている1,617件のうち、1,378件を警察庁に通報した。さらに、782件はプロバイダーなどに削除を依頼し、624件が削除された。

 また、公序良俗に反する情報と判断した通報は617件だった。このうち、「違法行為を直接的かつ明示的に請負・仲介・誘引などする情報」が555件で最も多かった。公序良俗に反する情報671件のうち、228件はプロバイダーに削除を依頼し、158件が削除された。

 このほか、運用ガイドライン対象外と判断した通報は27,264件だった。ほとんどは一般的な出会い系サイトやポルノサイトになるという。ホットラインセンターでは、「ガイドライン対象外として警察に通報などを行なっていない情報の割合が多いことから、ガイドラインの見直しも含めて検討する必要がある」としている。

 なお、ガイドライン対象外とした情報でも、人命保護や犯罪防止の観点から、情報提供が必要と思われるものについては、関係機関へ提出しているという。


関連情報

URL
  インターネット・ホットラインセンターの運用状況等について(PDF)
  http://www.internethotline.jp/statistics/2006/200606-12.pdf

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( 野津 誠 )
2008/03/12 17:33

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