日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)は11日、歴史的経緯を持つプロバイダー非依存アドレスの回収に向けて、これらのアドレスの割当先とされている組織のうち、現時点で連絡が取れない組織をWebで公開した。JPNICでは、6月10日までに連絡が取れない組織のアドレスについては、2009年3月以降データベースから登録を削除する。
歴史的経緯を持つプロバイダー非依存アドレスとは、主として商用プロバイダーの登場以前に、InterNICなどの国際的な組織から直接割り当てを受けたIPアドレスのことを指す。現在ではIPアドレスはISPやJPNICを経由して割り当てられる仕組みとなっているが、依然として過去のIPアドレス割り当ても残っている。
JPNICでは、こうした過去に割り当てられたIPアドレスについて、使用されていないアドレスの回収などを進めてきたが、依然として連絡が取れない組織があるとして、連絡が取れない組織の名称と所在地のリストをJPNICのWebで公表した。リストの中には、アセンド・コミュニケーションズやアンガマン・バス ネットワークスなどの名前も見られる。
JPNICでは、6月10日までに連絡が無く、今後の使用のために必要な手続きが取られないアドレスについては、2009年3月以降、データベースから登録を削除するとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.nic.ad.jp/ja/topics/2008/20080311-02.html
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・ JPNIC、歴史的経緯を持つプロバイダー非依存アドレスの回収に向け呼びかけ(2008/02/21)
( 三柳英樹 )
2008/03/12 18:34
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