オフィススイートに加え、さまざまなビジネスアプリケーションを提供しているWebアプリケーションスイートのZohoは28日、新たに請求書発行アプリケーション「Zoho Invoice」を発表した。
Zoho Invoiceを使うと、設定した顧客に対しての請求書の発行、送付、支払い管理作業を容易にすることができる。請求書を送付する方法にはいくつかあり、メール、印刷、あるいはPDFにエクスポート可能だ。さらに顧客に応じて請求書を送付する頻度を毎週や毎月などに設定したり、支払いをその場でPayPalで受領したり、割引率なども設定できる。
また、請求書の形式についても、Zoho Invoiceではいくつかのテンプレートがあらかじめ用意されており、これを加工することによって、簡単に請求書を発行する手続きに入ることができる。
請求書を扱う以上、セキュリティが重要な要素となるため、Zoho Invoiceでは無料プランでもSSLをサポートしている。
無料プランでは、毎月請求書を5枚しか発行できず、かつ複数の通貨に対応していない。しかし、月額5ドルのベーシック版以上では、Zoho Invoiceのすべての機能が利用できる。例えば、スタンダード版では月額15ドルで150の請求書を毎月発行できる。
請求書をオンラインで発行するサービスはほかにもあるが、Zohoの利点は、Zohoが既にCRMやプロジェクト管理、データベース、コラボレーションなどさまざまなビジネスアプリケーションを同一アカウントで利用できるようにしていることだ。現時点でZoho InvoiceはZoho Projectsと統合されており、プロジェクトで請求書を発行する必要に迫られた時、すぐにZoho Invoiceを利用できる。将来的にはさらにCRMやZoho Appsと統合を進めていく計画だ。
関連情報
■URL
Zoho Invoice
http://www.invoice.zoho.com/
Zoho公式ブログによる該当記事(英文)
http://blogs.zoho.com/announcements/introducing-zoho-invoice/
■関連記事
・ オンラインプロジェクト管理ツール「Zoho Projects」が日本語化(2007/10/01)
・ Zohoが人事管理アプリケーション「Zoho People」ベータ版を発表(2008/03/11)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/03/31 12:15
- ページの先頭へ-
|