ホットスポットネットワークのFONは12日、950万ドルのシリーズCファイナンスを実施したと発表した。
このファイナンスのリードインベスターは、ロシア通信会社Sistemaの米国ベンチャーキャピタル部門が務め、それ以外の出資者には、当初からFONに出資している米Google、英British Telecom、日本のデジタルガレージ、FON創業者でCEOであるMartin Varsavsky氏が参加している。
FONによると、今回の資金はロシアでFONを立ち上げることに加え、出先でノートPCでFONを利用する際に、データをダウンロード/アップロードするためのアプリケーション「Fonera 2.0」の展開、さらには年末に予定されているIEEE 802.11nへのFoneraの対応などの開発のために利用されるとしている。
FONでは、全世界的に景気後退感が広まっている中で、これだけ大規模な投資が行なわれたことは、FONのビジネスモデルが支持されている証拠だと主張している。
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■URL
FON公式ブログの該当記事(英文)
http://blog.fon.com/en/archive/business/fon-raises-95-million.html
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/04/14 12:12
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