NTT東日本とNTT西日本は23日、加入者光ファイバ回線の接続料金について総務省からの要請を受けて再算定し、総務大臣に対して補正申請を行なった。申請した新たな接続料金は、NTT東日本が4,610円、NTT西日本が4,932円で、当初の申請から100円程度の値下げとなった。
NTT東西では、保有する加入者光ファイバ回線を他の事業者が利用する場合の接続料金について、2008年度から適用する料金の認可申請を1月9日に行なった。申請では、現行の接続料金5,074円を、NTT東日本は4,713円、NTT西日本は5,048円にそれぞれ値下げするとしていた。
この認可申請に対して、総務省の諮問機関である情報通信審議会は、NTT東西の光ファイバ回線の需要予測はこれまでの実績に基づいて算定されており、今後予想される需要の拡大を反映していないとして、NTT東西に対して再算定を求めていた。
NTT東西ではこれを受けて、光ファイバの需要予測を、ADSL市場が拡大した時期(2001年第3四半期~2004年第3四半期)の伸び率を用いて再算定を実施。新たな接続料金として、NTT東西は4,610円、NTT西日本は4,932円と、さらに値下げとなる補正申請を行なった。NTT東西では、新しい接続料金は総務大臣の認可を得た後、2008年4月1日に遡及して適用するとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(NTT東日本)
http://www.ntt-east.co.jp/release/0804/080423a.html
ニュースリリース(NTT西日本)
http://www.ntt-west.co.jp/news/0804/080423a.html
■関連記事
・ 総務省、NTTの光ファイバ接続料にさらなる値下げを要請(2008/03/28)
( 三柳英樹 )
2008/04/24 12:46
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