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フィルタリングの「ブラックリスト方式」改善に向け、EMAが意見募集


 携帯サイトの健全性の審査などを行なう第三者機関であるモバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)が、インターネット上の違法・有害情報のフィルタリングに関して、「ブラックリスト方式」の改善に向けた意見を広く募集している。

 青少年を違法・有害情報から保護するためのフィルタリングについては、総務省の「インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会」がまとめた中間報告において、原則として「特定分類アクセス制限方式」(いわゆる「ブラックリスト方式」)を適用することとされた。同時に、ブラックリスト方式の対象カテゴリーの改善も要請されており、EMAでは、中立・公正な立場から検討を行なうことにした。

 EMAのサイトでは、アンケートフォームのExcelファイルをダウンロード配布しており、これに記入してメール、ファックス、郵送で提出するかたちだ。アンケートフォームには、フィルタリングの対象となっている「不法」「アダルト」「出会い」などのカテゴリーの説明があり、それぞれのカテゴリーについて意見を求めている。また、現在フィルタリングの対象になっていないカテゴリーについての追加の要望も受け付ける。

 寄せられた意見は、EMAのワーキンググループや委員会などで議論の参考にするという。


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URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.ema.or.jp/press/20080606press.pdf

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( 永沢 茂 )
2008/06/06 18:49

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