3D仮想世界「Second Life」を運営する米Linden Labは20日、公開5周年を記念したイベントを2週間にわたってSecond Life内で開催すると発表した。Second Lifeは2003年6月23日にベータテストを終え、正式版として公開された。2008年6月23日で5周年を迎えることになる。
Second Lifeでは、居住者が作成したさまざまな建物やオブジェクトの知的財産権を保有できるようにしたり、仮想通貨の取り引きを行ない、現実の通過に換金できることなどから注目を集め、大きく成長を遂げた。2007年9月には登録会員数が1000万人を超え、同時ログインユーザー数も5万人を記録し、大きなブームとなった。
Linden Labでは、こうした経緯を踏まえて、5周年記念イベントをSecond Life内で開催する。このイベントはSecond Life内のさまざまな場所で、6月23日から7月7日まで行なわれ、円卓会議やパーティーなどが開かれる。
これらの会合では、Second Life文化の発展、仮想世界のビジネスにおける役割、Second Lifeプラットフォームが教育、芸術、慈善事業、医療、その他の分野に提供する機会――などのテーマが扱われる。
Linden Labの創業者で、前CEOであるPhilip Rosedale氏と、5月に就任した新CEOのMark Kingdon氏が開会挨拶を行なう。また、Linden Labの取締役で、Lotus Developmentの創業者としても知られるMitch Kapor氏が閉会宣言を行なうとしている。
関連情報
■URL
「Second Life」公式サイト(英文)
http://secondlife.com/
ニュースリリース(英文)
http://www.businesswire.com/news/home/20080620005157/en
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/06/23 12:12
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