マイクロソフトは23日、Windows Vistaのダウングレード権に関する一部報道について、これを否定するコメントを発表した。
この報道は、「Technobahn」が6月19日付で配信した記事。マイクロソフトでは、Windows Vista Business/Ultimateの購入者に対してWindows XP Professionalなどにダウングレードできる権利を付与しているが、同記事では、このダウングレード権を原則廃止し、一部のホームユース用PCだけにダウングレードを限定すると報じた。
これについてマイクロソフトでは「当社として発表したものではない。また、当社が、報道にあるようなWindows Vistaのダウングレード権について、既に公開している情報に変更を加えるような決定を行なった事実は一切ない」としている。また、マイクロソフト広報室でも「ダウングレード権は、Windows Vistaを購入されたお客様の権利。したがって、Vistaを提供している間は、ダウングレード権も提供していく」と説明している。
マイクロソフトが把握する限り、こうした内容を報じたのはTechnobahnのみだが、多くのブログで同記事が参照されている状況なども考慮し、ユーザーやパートナー企業を混乱させないために、否定コメントを発表したという。
マイクロソフトではまた、Windows XPの提供期間についても、従来の発表に変更はないとしている。Windows XPは、OEM版が6月30日まで、DSP版が2009年1月31日まで提供される。また、サポート期間は、メインストリームサポートが2009年4月まで、延長サポートが2014年4月までとなっている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3476
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( 永沢 茂 )
2008/06/24 18:55
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