NTTドコモは、アクセス制限サービス(フィルタリングサービス)の受付方法を8月1日より変更する。これまで未成年ユーザーに対しては、自動的にホワイトリスト方式のフィルタが適用されていたが、8月以降はブラックリスト方式が適用されることになる。
携帯電話のフィルタリング機能ついては、青少年のネット利用を危ぶむ声が高まり、一時は未成年ユーザーに対して一律適用すると見られていたが、関係者から異論があがり、一律適用の時期が見直されることになった。4月25日に行われた総務大臣からの要請では、ブラックリストの内容を見直すことなどが盛り込まれていたが、今回、ドコモでは要請のうち、「親権者から申告、記載がない場合のフィルタリングサービスは特定分類アクセス制限方式(ブラックリスト方式)にすること」という点に対応すべく、8月1日から受付方法を変更することになった。
これまではホワイトリスト方式の「キッズiモードフィルタ」が自動適用されていたが、今後は、親権者から申し出がない場合はブラックリスト方式の「iモードフィルタ」が適用されるようになる。成人名義の回線についても、ユーザーが18歳未満かどうか確認し、18歳未満が利用する場合で不要などの申し出がなければ、自動的に「iモードフィルタ」が適用される。なお、ユーザーが小学生、あるいは初めて携帯電話を持つという子供の場合、同社では「キッズiモードフィルタ」の利用を推奨していく。
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■URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/080716_00.html
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( 関口 聖 )
2008/07/16 19:35
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