百度は1日、日本法人の代表取締役社長に井上俊一氏が就任したと発表した。代表取締役の陳海騰氏は、中国百度公司の日本駐在首席代表として引き続き代表取締役を務める。
井上俊一氏は、これまでヤフーの検索事業部長として、Yahoo! JAPANの検索関連プロダクトの責任者を務めていた。就任にあたって井上氏は、「今、インターネットはアメリカ中心の時代からアジア中心の時代への転換期を迎えています。また、サーチエンジンとはまさにその国の言語・文化そのものであり、技術と文化の両方を理解しなければ本当に良いサービスの提供は出来ません。私のこれまでの10年の経験と百度の中国での成功の経験を活かして、真に便利で使いやすいサーチエンジンの提供に全力を注ぎたいと思います」とコメントしている。
また、中国百度公司のCEOであるRobin Li氏は、「井上はインターネット検索分野で10年の経験を持ち、国際的な視野と日本のインターネット市場についての深い知識を有しています。井上が加わることで、Baidu(日本)に新たな活力を生み出すに違いありません」と期待を述べている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.baidu.jp/search/s080801.html
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( 三柳英樹 )
2008/08/01 13:33
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