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総務省調査、NTT東西のFTTHシェアは72.9%と引き続き増加傾向


 総務省は17日、2008年度 第1四半期(2008年6月末)における電気通信事業分野の競争状況に関するシェアデータ等を公表した。NTT東西のFTTHシェアは72.9%、IP電話シェアは34.3%で、上昇傾向が続いている。


NTT東西のFTTHシェアは72.9%。DSLはソフトバンクが1位

 ブロードバンドサービス全体の契約数は、前期比2.1%増の2932.9万件。事業別シェアは、NTT東西が1.0%増の47.8%と、増加傾向を維持。次いで、ソフトバンクグループが0.9%減の16.2%、イー・アクセスが0.2%減の6.2%で、その他事業者は前期と同等の29.8%だった。

 FTTH契約数は7.6%増の1308.3万件。事業別シェアは、NTT東西が0.7%増の72.9%と1位で、2位は電力系事業者の10.2%。KDDIのシェアは0.2%減の5.6%、USENが0.3%減の4.3%、その他事業者が0.3%減の7.0%。導入物件別のNTT東西シェアは、「戸建て+ビジネス」向けが0.1%増の78.5%、「集合住宅」が1.6%増の65.3%で、こちらも増加傾向が続いている。

 DSL契約数は3.3%減の1229.0万件で、初めてFTTH契約数を下回った。事業別シェアは、ソフトバンクが0.1%増の37.9%で、NTT東西が0.2%減の36.5%。3位のイー・アクセスは0.2%増の14.8%と増加傾向で、アッカ・ネットワークスは前回と同じ7.5%となった。


0AB~J番号は11.6%増の865万件。050番号は1.6%の減少

 IP電話サービスの利用番号数は、前期比4.2%増の1828万件。内訳は、0AB~J番号が11.6%増の865万件で、050番号は1.6%減の962万件。全体シェアは、NTT東西が2.1%増の34.3%となった一方、ソフトバンクBBが1.8%減の24.0%、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)が0.8%減の16.8%と減少傾向にある。

 0AB~J番号のシェアは、NTT東西が0.3%減の72.4%と微減。第2位のKDDIは0.5%増の10.8%、第3位のケイ・オプティコムは0.2%減の6.4%。また、050番号のシェアは、ソフトバンクBBが0.6%減の45.7%、NTT Comが0.5%増の31.9%、KDDIが0.1%減の8.1%。


関連情報

URL
  報道資料
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080917_1.html

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( 村松健至 )
2008/09/17 19:50

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