Lunascapeは、9月に発表したトリプルエンジン搭載のWebブラウザ「Lunascape5.0」アルファ版を改良した試用版「Lunascape5.0 α2」を10月10日に公開した。前バージョンと比べ約30カ所の修正を行ったという。同社のWebサイトより無償ダウンロードが可能で、対応OSはWindows Vista/XP。
同社は前バージョンとなる「Lunascape5.0 α」を9月16日に公開。その後2万人を超えるテスターからの要望や報告をもとに修正を行い、安定性やパフォーマンスを向上させたという。
「Lunascape5.0 α2」では、GeckoエンジンのFlash表示時に、CPUに高負荷がかかる問題に対応し、独自の調整により約50%の負荷軽減を行った。また、JavaScriptエンジン「TraceMonkey」について、10月に自社でJavaScript動作速度のベンチマークテストを実施。WebKitエンジンにおいて、前バージョン「Lunascape5.0」アルファ版に比べ約3倍の高速化を実現したほか、米Googleが開発したWebブラウザ「Google Chrome」より高いパフォーマンスを示したという。
そのほか、WebKitにおいてYouTubeなどFlash動画表示の安定性向上や、特定の条件下で強制終了する不具合などの修正を行った。
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Lunascapeが実施したJavaScript動作速度のベンチマークテスト結果
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関連情報
■URL
Lunascape
http://www.lunascape.jp/
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( 村田奏子 )
2008/10/10 17:03
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