米Googleは30日、「Google Apps Premier Edition」の利用者に対し、99.9%のサービス品質保証制度を導入すると発表した。
これまでGoogleは、Google Apps Premier Edition利用者に対して、Gmailのサービス品質保証制度を提供していた。これに加えて今回、Google Calendar、Google Docs、Google Sites、Google Talkを含むGoogle Appsに対して、99.9%のサービス品質保証制度を提供することになった。
Googleが提供するサービスのダウンは時として大きなニュースとなる。8月にGmailがダウンした時もそうだった。しかしGoogleはそれでも、Gmailのサービス品質は他のメールサービスを上回っていると主張している。
同社によると、2008年8月のダウンタイムを含めたとしても1カ月あたり10~15分のダウンタイムに過ぎず、しかもこの中には数秒のサービス遅延などのデータも含まれているという。
さらに、調査会社Radicati Groupの調査結果を引用し、企業内で運用されているメールソリューションでは、平均して1カ月に30~60分のダウンタイムがあり、その上、計画的なダウンタイムは36~90分あるとした。また、こうしたデータから、GmailはNovell GroupWiseソリューションの2倍、Microsoft Exchangeソリューションの4倍、信頼性が高いと説明している。
企業がクラウドサービスを利用するためには、このようなダウンタイムの比較に加え、データ損失やデータのロックインなど、さまざまな問題に関するデータが公表されていく必要があるだろう。
関連情報
■URL
Google公式ブログの該当記事(英文)
http://googleblog.blogspot.com/2008/10/what-we-learned-from-1-million.html
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・ 米Google、「Google Apps」の有料サービス開始(2007/02/23)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/10/31 11:58
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