ライブドアは7日、出会い系サイトなどを運営するインターネット事業者向けに年齢認証システム「認証アグリゲーションプラットフォーム」を提供すると発表した。提供開始は2009年1月の予定。現在はパートナー企業を募集している。
「認証アグリゲーションプラットフォーム」は、出会い系サイトやコミュニティサイト運営業者が保有している年齢認証情報を集約し、年齢認証が必要なサービスサイト運営各社向けに認証情報を提供するシステム。これによりユーザーは、自身の年齢やカード情報などの認証情報が紐付いた1つのIDで、同システムに対応する複数サイトの年齢認証を簡略化できる。
ライブドアによれば、今回のシステムは、「出会い系サイト規制法」の改正法が12月に施行されることに伴い、出会い系サイトやコミュニティサイト運営業者の需要増加を見込み、認証情報の一元化と、認証情報の提供を目指すものだという。同社では、年齢認証が必要なサイトを運営する事業者や、年齢認証情報(ユーザーIDなど)を保有する事業者を広く募集し、連携を図りたいとしている。
ライブドアはまた、年齢認証情報とlivedoor IDを紐付けた「livedoor 年齢認証(仮)」サービスも2009年1月上旬に開始する予定だ。同サービスでは、livedoor IDを持つユーザーが、認証のための必要条項と証明書(運転免許証など)の情報をライブドアにメールで送ると、その情報を基にライブドアが認証情報とlivedoor IDを紐付ける。
ユーザーは、認証が必要なサイトの利用時にlivedoor IDを用いることで、認証を簡略化できる。一方、サイト運営業者は、入力されたlivedoor IDに関するユーザー情報を、「認証アグリゲーションプラットフォーム」を通じて、認証依頼および認証結果報告の授受を行なう。
なお、ライブドアでは、18歳以上の利用に限定したコミュニティサイトとして「ワイワイクラブ」と「youbride」を運営している。両サイトでも「認証アグリゲーションプラットフォーム」を用いた年齢認証サービスを導入していく予定という。
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認証アグリゲーションプラットフォームの概略図
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://corp.livedoor.com/pressrelease/2008/11/1107-01.html
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・ livedoor IDの認証機能を外部に提供するAPI「livedoor Auth」公開(2007/04/19)
( 野津 誠 )
2008/11/07 20:02
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