| ソフトイーサ株式会社は25日、つくば市で発表会を開催。2拠点間を結ぶ企業向けの安価なイーサネット専用線サービス「HardEther」を12月1日より提供開始すると発表した。
 
 「HardEther」は2拠点間を結ぶ広域ギガビットイーサネット専用サービスで、顧客企業の指定した2拠点に回線終端装置を1台ずつ設置。設置した回線終端装置のポート間でGigabit Ethernetによる通信を可能とする。
 
 「HardEther」の速度は原則としてすべて1Gbps。要望があれば10Gbpsも対応可能だという。速度については片方向800Mbps、双方向1600Mbpsを保証。また、遅延は路線長100kmあたり1.0msec以下、パケットロス率0.05%以下を保証する。
 
 サービスタイプは3種を用意、最も安価なバリュータイプはバックアップ回線なし・監視なし。バリュータイプについては、ベンチャー割引およびアカデミック割引も用意する。
 
 スタンダードタイプは、バックアップ回線(100Mbps以下のIP-VPN)あり・監視ありのプランで、価格の目安は月額料金でバリュータイプ+10万円。エンタープライズタイプはバックアップ回線(ファイバ二重化・IP-VPNあり)・監視ありのプラン。価格の目安としては月額料金でバリュータイプの2倍程度となる。
 
 具体的な料金の例としては、バリュータイプで浦安市美浜1丁目から千代田区大手町1丁目の2拠点を結ぶ場合で、月額66.8万円。サービス内容は同一ではないためあくまで参考だが、同じ2拠点を1Gbpsで結ぶ場合の他社の料金は、NTT東日本のビジネスイーサ ワイドで804万円、NTT コミュニケーションズのギガストリームで531万円、KDDIのPowered Ethernetで712万円となる(ソフトイーサ社調べ)。
 
 ソフトイーサは25日に「HardEther」の専用サイトを公開。2拠点間の初期費用および月額料金の自動見積もりもサイト上で行うことが可能だ。
 
 
 編集部より: この記事は発表概要のみの速報です。詳しくはこちらの別記事をご参照ください。
 関連情報
 
 ■URL
 HardEther専用サイト(暫定公開版)
 http://www.hardether.jp/
 
 
 
 
( 工藤ひろえ )
2008/11/25 14:04
 - ページの先頭へ-
 |