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「インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会」第9回会合
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総務省は26日、「インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会」の第9回会合を開催し、「『安心ネットづくり』促進プログラム」の最終取りまとめ案を提示した。
同検討会は、2007年11月に第1回会合を開催。最初の半年間は、特に早急に対処すべき事項として青少年に有害な情報の問題を挙げ、携帯フィルタリングの導入促進ついて議論。2008年4月、現状の携帯フィルタリングサービスの問題点や改善すべきポイントなどを中間報告として取りまとめた。
今回の「『安心ネットづくり』促進プログラム」は、検討会の最終報告として取りまとめるもの。「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」(青少年ネット規制法)が成立したことを受け、これまでの違法・有害情報対策の取り組みを整理した上で、今後の対策の方向性を明らかにする。150ページに上るボリュームで、「安心を実現する基本的枠組の実現」「民間における自主的取組の促進」「利用者を育てる取組の促進」という3つの大きな柱を設け、同法が施行される2009年4月1日から2011年度までに講じるべき施策を提言している。
第9回会合で配布された最終取りまとめ案は、すでに総務省のWebサイトにおいてPDFで公開されている。今回、検討会の構成員から指摘されたいくつかの文言修正などを反映した後、27日に公表してパブリックコメントを募集。12月下旬に開催する第10回会合で決定する予定だ。
関連情報
■URL
インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/internet_illegal/index.html
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( 永沢 茂 )
2008/11/26 17:22
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