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「ノートン 360 バージョン 3.0」メイン画面
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新機能の「Norton Safe Web」
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シマンテックは19日、セキュリティソフトやバックアップソフトなどを統合したオールインワンスイートの最新版「ノートン 360 バージョン 3.0」の日本語パブリックベータ版を公開した。Windows Vista/XPに対応しており、同社の「ノートンベータセンター」サイトより無償でダウンロードできる。
「ノートン 360 バージョン 3.0」では、すでに発売済みのセキュリティソフト「ノートン・インターネットセキュリティ 2009(NIS2009)」に搭載されているセキュリティ機能やパフォーマンスの改善点が盛り込まれているほか、Webサイト評価サービス「Norton Safe Web」を新たに搭載した。
NIS2009に準ずる新機能としては、リスクにさらされる可能性の高いファイルのみをスキャンすることで、スキャンの高速化と時間短縮、回数削減を行う「ノートン インサイト」、最新の定義ファイルやプログラムを5~15分ごとに自動的に更新する「ノートン パルスアップデート」などを搭載している。
「Norton Safe Web」では、「Shopping Safety」評価機能により、ECサイトを利用する前に信頼できるサイトかどうかを判断できる。具体的には、合法的なビジネスのサイトか、正規の商慣行に準拠しているか、決済時のセキュリティ機能を維持し、ユーザーのプライバシーを保護しているかといった点を表示するという。
「Norton Safe Web」は、NIS2009英語版のユーザーを対象にベータテストが行われており、1日に1300万件以上の検索結果に対する評価情報を10万人以上のテスターに提供しているという。
「ノートン 360 バージョン 3.0」では、バックアップ機能の強化も図られた。オンラインストレージと外付けHDDのように複数のバックアップ先を設定できるようにしたほか、すぐにバックアップしたいファイルなどをキューに登録しておき、PCがアイドル状態になった時にバックアップを開始する新機能も追加している。
このほか、ユーザーの個人情報を安全に管理する「ノートン ID セーフ」、ユーザーのホームネットワーク上にあるデバイスのセキュリティ状態を確認できる「ネットワーク監視」、定義ファイル提供前でも新種のスパイウェアとウイルスを検出する「リアルタイム SONAR(Symantec Online Network for Advanced Response)」などの機能もある。
なお、パブリックベータ版では、バグなどがまだ残っているほか、インターフェイスの日本語化がまだ完了していない部分があるという。今後、製品版リリースまでに対応していく。
関連情報
■URL
ノートンベータセンター
http://www.symantec.com/ja/jp/norton/beta/
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( 永沢 茂 )
2009/01/19 16:48
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