日本レコード協会(RIAJ)は、携帯電話向けに違法な音楽配信を行ったとして、2007年に著作隣接権侵害で逮捕された4名に対し、同協会会員のレコード会社19社が損害賠償請求を行ったと発表した。
同協会によれば、損害賠償請求を申し立てたのは、コロムビアミュージックエンタテインメント、ビクターエンタテインメント、テイチクエンタテインメント、ユニバーサル ミュージック、EMIミュージック・ジャパン、日本クラウン、徳間ジャパンコミュニケーションズ、ポニーキャニオン、ワーナーミュージック・ジャパン、バップ、ビーイング、ジェイ/ストーム、エスエムイーレコーズ、エピックレコードジャパン、キューンレコード、ソニー・ミュージックレコーズ、ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ、BMG JAPAN、エイベックス・エンタテインメントの19社。
2007年5月に山口県警に逮捕された男性(同年7月、山口地裁で懲役1年執行猶予3年の判決)や、この男性が運営していた携帯サイトで音楽ファイルを違法アップロードしていた3名の、計4名に対して2月3日付けで請求が行われた。損害賠償の請求額は、合計で約1900万円となる。
RIAJでは、違法な着うた・着うたフルのアップロードによる配信が市場の健全な発展を阻害する要因になっていると指摘。権利者に無断でアップロードされていれば、削除要請を行うとともに、警察と連携するといった取り組みを行っており、「著作権法違反行為の撲滅のため、今後も積極的に取り組む」としている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.riaj.or.jp/release/2009/pr090209.html
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( 関口 聖 )
2009/02/09 20:55
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