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Skype、独自開発の音声コーデックをロイヤリティフリーで公開へ


オーディオコーデック「SILK」の開発者向け情報サイト
 ルクセンブルクのSkypeは3日、同社が独自開発した高性能なオーディオコーデックをロイヤリティフリーで公開する計画であることを発表した。

 これにより、Web開発者や半導体メーカー、家電メーカー、携帯端末メーカーなどが、これまで大きな課題であったコストを気にすることなく、高性能な音声機能をアプリケーションに組み込むことが可能になるとしている。

 このコーデックは「SILK」と呼ばれており、「Skype 4.0 for Windows」にすでに組み込まれている。SILKは、オーディオ帯域幅を8kHzから12kHzに広げたため、ネット上で会話をしても同じ部屋にいるかのように感じることができるという。また、ネットワークの状況に応じてリアルタイムに使用帯域幅を調整するだけでなく、音声、音楽、背景ノイズなどに応じてコーデックを最適化できるとしている。

 Skypeでは現在、SILKの公開に向けて詳細を詰めている段階で、近くサードパーティのソフトウェアおよびハードウェア開発者に向けて、ロイヤリティフリーライセンスで公開する予定だとしている。詳細はSILKのWebサイトにて公表予定だ。


関連情報

URL
  Skype公式ブログの該当記事(英文)
  http://share.skype.com/sites/en/2009/03/silk_now_available_for_free.html
  SILKのWebサイト(英文)
  https://developer.skype.com/silk

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/03/04 11:45

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