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石田晴久氏が死去、日本のコンピュータ・ネット研究の第一人者


石田晴久氏(サイバー大学説明会にて、2007年7月撮影)
 サイバー大学IT総合学部長で東京大学名誉教授の石田晴久氏(72歳)が9日午前7時、心筋梗塞のため東京都内の病院で死去した。

 石田氏は1936年生まれ。1959年に東京大学理学部物理学科を卒業した後、同大数物系研究科修士課程、アイオワ州立大学博士課程、マサチューセッツ工科大学研究員を経て、1966年に電気通信大学助教授、1970年に東大大型計算機センター助教授、1982年に同教授、1997年に多摩美術大学教授に就任。2007年からはサイバー大学IT総合学部長を務めていた。

 石田氏は東大大型計算機センター在籍時代に、当時東京工業大学の助手だった村井純氏らとネットワークの接続実験を行うなど、最初期から日本のインターネット研究に携わってきた。また、1992年から1999年まではInternet Societyの副会長を務め、Internet Societyの功績賞を受賞。2001年から2003年までは日本インターネット協会(現・インターネット協会)の初代会長、2000年から2006年までは日本ネットワーク・セキュリティ協会の会長などを歴任した。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.cyber-u.ac.jp/outline/release/2009/090309_0001.html

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( 三柳英樹 )
2009/03/09 18:53

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