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iPhone Developer Programの「iPhone OS 3.0」ページ
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米Appleは17日、iPhoneの次世代版OSとなる「iPhone OS 3.0」のベータ版を開発者向けに公開するとともに、一般に向けて新機能などの概要を発表した。
この新バージョン用のSDK(ソフトウェア開発キット)には、新たに1000を超えるAPIが用意された。これらのAPIを使うと、従来は実現できなかったさまざまなアプリケーションを開発できる。
例えば、アプリケーション上からコンテンツやサービスを購入・決済することが可能になるほか、Bluetoothを使ったピアツーピア接続によって音声通信やマルチプレイヤーゲームを行う機能、iPod用アクセサリーが通信を行うためのインターフェイス、新しい地図インターフェイス、アラートサービス、iPodライブラリーへのアクセスなどだ。
さらにOSが提供する機能としては、カットとコピー&ペースト機能がアプリケーション内外で利用できるようになったこと、MMSのサポート、ランドスケート(横向き画面)を使ったメール、テキスト、ノートの編集、ステレオBluetooth、ノート内容のMac/PCへのシンクロ、公共無線LANスポットへの自動ログインなど、100を超える新機能が用意されている。
iPhone OS 3.0ベータ版およびSDKは、iPhone Developer Programのメンバー向けにダウンロード提供する。iPhone OS 3.0の正式版は夏ごろに公開される予定で、その際にはiPhoneユーザーは無償で、またiPod touchユーザーはソフトウェアアップデートとして9.95ドルで購入できる(日本での販売価格は未定)。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.apple.com/jp/news/2009/march/18iphone.html
iPhone Developer Program(英文)
http://developer.apple.com/iphone/program/
■関連記事
・ 米AppleがiPhone 2.0ベータ版公開、SDKも用意し一大プラットフォームへ(2008/03/07)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/03/18 11:50
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