ビジネスに役立つAndroidアプリ

写真にモザイク処理や塗り潰し処理が手軽にできる「肖像権」

アプリ名肖像権(Ver.1.0)
こんなときに撮影した写真にモザイク処理したい
対応OSAndroid OS 1.6以上
価格無料
配布日本コンピューター株式会社
URLhttps://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.nck.android.shozoken

 スマートフォンで、宴会やイベント風景を撮影する機会が増える時期だ。今では撮影したらTwitterやFacebook、mixiなどにすぐ投稿するのが当たり前になってきている。しかしその際、写るべきではない人や物が入っていないかどうか、よく確認したほうがいい。持ち主が判明してしまうナンバープレートや、中には、無条件に顔をさらされたくない人、そこにいることを知られたくない人もいる。場合によっては単なる通りすがりの赤の他人が大きく写り込む場合もあるからだ。ただし、撮影したい場所から事前に排除することも難しいのも事実。そこで画像処理が手軽にできるアプリが重宝する。

 今回ご紹介する「肖像権」は、前述のような場面で、簡単にプライバシー保護処理ができるアプリである。使えるのは「モザイク」と「塗り潰し」の2種類で、指定した範囲内に簡単に適用できるのが特徴だ。

「肖像権」 起動時の画面は、非表示にすることもできる

 使い方は非常にシンプルで、指で範囲指定するだけだ。アプリを起動したら、[開始]ボタンをタップし、写真を選択する。初期設定ではモザイク処理が優先されている。画面上のボタンが[モザイク]であることを確認したら、処理したい部分を指でなぞる。すると選択範囲に四角い枠が表示され、すぐにモザイクがかかる。初回はかなり細かいが、枠が表示されている状態で選択範囲内をタップすると、回数に応じて粗くすることができるので、見た目を確認しながら調整するといいだろう。

 モザイクではなく、塗り潰しを適用したいときは、画面上の[モザイク]ボタンをタップする。モザイク同様に適用範囲を指でドラッグすると、両端の色が青い矩形が描画されるが、この状態で選択範囲内を指でドラッグすると位置を変更でき、青い部分をドラッグすると回転やサイズ変更ができる。位置や向きを決めたら、選択範囲内をダブルタップするか、外を1タップすれば塗り潰しの完成だ。色はメニューキーを押すと白または黒のいずれかに変更できる。

 処理が済んだら[保存]ボタンをタップすると、「カメラ」または「Camera」フォルダに保存される。1画像につき、処理はいくつでも追加でき、いずれも失敗したら左上の[リセット]ボタンをタップすれば、すべて元に戻せるので気楽に試せるだろう。

 なお、今回事例として使用した写真は解像度が240×427だが、保存後も解像度は維持されていた。しかし、3264×2448の写真を保存したところ、816×612に縮小されていたので、サイズの大きな写真は縮小されると考えておくといいだろう。また、シェア機能はついていないので、SNSなどに投稿したい場合は、一旦保存してから操作しよう。

処理したい写真を読み込む
隠したい部分を指でなぞると、選択範囲内にモザイクがかかる
黒い枠が表示されている間に内部をタップすると、モザイクのサイズを拡大できる
画面上のボタンをタップするとモードを[塗り潰し]に変えられる。こちらも指で範囲していする
青い部分を動かすと回転、内部をドラッグすると移動できる
選択中にメニューキーを押すと色を変えられる
黒く塗りつぶした例

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。