イベントレポート

Interop Tokyo 2018

IPv6普及と高度化への貢献で、NTT ComとNGN IPoE協議会を表彰

 「Interop Tokyo 2018」開催中の6月13日に催された「Interop Summit」において、これまでNGNを用いたIPv6の普及や高度化に対して多大なる貢献したとして、IPv6普及・高度化推進協議会が、NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)とNGN IPoE協議会に対して表彰を行った。NGN網におけるIPv6利用者は、この2者の協力などにより、3月時点で48.1%に到達したという。

 NTT Comの表彰については、「2000年初めから、日本最大のISPとして、その責任を果たすべくIPv6の普及に継続的に貢献している」(村井純氏)とした。

表彰を授与したIPv6普及・高度化推進協議会会長で慶應義塾大学教授の村井純氏

 一方、BBIX株式会社、株式会社朝日ネット、インターネットマルチフィード株式会社(MFEED)、日本ネットワークイネイブラー株式会社(JPNE)、フリービット株式会社のIPoE接続事業者5社が3月に設立したNGN IPoE協議会の表彰について、IPv6普及・高度化推進協議会では、「NGN網を用いたIPv6サービスの普及推進においては、競争関係にあるISP事業者間の“協調”が非常に重要」とし、この面での貢献が評価。「今後の発展に対する寄与にも期待する」としている。

(左から)村井純氏、NTTコミュニケーション株式会社代表取締役副社長の舩橋哲也氏、NGN IPoE協議会会長で日本ネットワークイネイブラー株式会社代表取締役社長の石田慶樹氏、IPv6普及・高度化推進協議会専務理事で東京大学教授の江崎浩氏

 Interop Summitは、Interop Tokyo 2018の出展企業が参加できるほか、産官学各分野からキーマンを招待した交流会。