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NTT Com、車両の運行管理向けIoTプラットフォーム「Vehicle Manager」提供開始

 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は29日、営業車両の運行管理向けのIoTプラットフォームサービス「Vehicle Manager」の提供を開始した。株式会社スマートバリューと協業したもの。料金(税別)は、車載器1台あたり初期費が3万5000円、延長ケーブルが1500円。月額利用料が車載器1台あたり1500円。

 Vehicle Managerは、通信機能やGPS機能を内蔵した小型車載器を営業車両に設置することで、車両ごとの運行日報や運転成績表、車両稼働実績、ヒヤリ・ハットマップ、車両所在マップなどをアプリケーション上で閲覧・管理が可能。また、規定速度の超過、急アクセル/急ブレーキ、長時間のアイドリングなどが発生すると、所定の管理者に通知メールを送信する。これらの機能により、車両運行状況の管理や安全運転の確保が容易となるほか、交通事故削減による事故処理費用や自動車保険料などの関連コスト削減、エコドライブによる燃料費削減にも繋がるとしている。

 車載器は約10秒間でワンタッチで設置可能。設置した瞬間からサービスが利用でき、取り付け業者の手配や、車両の利用時間の調整が必要ない。車両入れ替えの際も、新しい車両に車載器を差し替えるだけで利用できる。

 車載器やアプリケーション、モバイル回線は一括で提供。インターネットを介さないモバイルデータ通信サービス「Arcstar Universal Oneモバイル」を介して車両からデータを収集することで、セキュアにサービスを利用できるとしている。

 今後はAPIによるデータ連携をはじめとしたサービス機能の拡充を図るとしている。